転職を繰り返している方は、次の転職を最後に。
転職を経験したことがない方は、1回だけ転職して自分の理想の職場を手に入れよう。
そんなことを考えたことは無いでしょうか?わたしはあります。
1回目の転職のとき、IT業界未経験からIT業界へ転職ができたなら、定年までその会社に貢献していこう。
そう思っていました。
理由としては未経験のまま採用してもらった恩があること、時間が必要な転職活動はもう経験したくないという考えからです。しかし、その気持ちは転職後1年で変わりました。
なぜかというと、
- 会社の経営も社会情勢も日々変化していく
- 定年まで同じ仕事が続くとは限らない
- 会社の文化が自分には合わない
と考えるようになったからです。
この記事でわかること
- 転職は次で最後にしよういう考えはなぜ捨てるべきなのか
なぜ「転職は次で最後にしよう」という考えは捨てるべきなのか?
そもそもなぜ転職しようと思うのか?転職をしようと思ったきっかけを思い出してください。
- 人間関係が良くないから
- 今の会社に将来性が無いから
- 年収が低いから
など
人それぞれで理由があるはずです。
では、次の転職は最後にしようという考えは捨てるべきなのかについて解説していきます。
転職する前の自分と同じ状況になっていないか
状況を変えるため、やりたいことをやるために転職したのに転職前と同じ精神状態になっていませんか?
つまり転職に失敗した状態です。
やりたいことをやるために転職した場合は多少辛くても続けるべきだとは考えますが、「人間関係」や「年収」についてはどうでしょうか。
100%満足できる会社というのは無いと思いますが、それでも自分が妥協できる環境でなければ健全な生活を続けていくのは難しくなります。
このような転職の失敗を減らすためにも、転職を考えるときには転職エージェントを利用することをおすすめします。
会社の経営も社会情勢も日々変わっていく
大企業のリストラ、早期退職制度による失業、AI化による仕事の減少(増える仕事もあります)と、日々周囲は変わっていきます。
加えて会社の不祥事、社員の不祥事によるイメージの低下など、将来のことは誰にも予測できません。
その中で会社に依存するということは危険な考えで、会社の安定が個人の安定につながるとは限りません。
大手企業に勤めていても、社員の不祥事による株価下落は日常的に起こっています。
ずっと同じ仕事でを続けられるとは限らない
仕事の内容によりますが、同じ仕事内容が今後ずっと続いていく保証はありません。
AI化の波はすぐそこまできています。
会社に永遠の安定は求めてはいけない?ではどうするのか
会社に永遠の安定を求めてはいけないというが、どうしたらいいのか?
「いつでも今の会社を辞めていいと思えるようなスキルや知識を身に付ける」これになります。
このスキルはITエンジニアに関するスキルに限りません。コミュニケーション力、プレゼン力、営業力などさまざまです。
まとめ:自分が戦えそうなフィールドを探す
転職は次で最後にしよう!という考えは捨てるべき 永遠の安定を求めてはいけないについて解説しました。
しかし、「結果的に1回の転職が定年まで続けられた」ということは普通にある話だと思います。
重要なのは、もしものさいに備えられているかということ。
- いつ会社を辞めてもいいと思える精神状態
- 「会社が」ではなく、自分がその会社を「選んでいる」という自信
これらが満たされていれば、働くうえでのストレスもかなり減ります。無理になんとかしなければ、と見えないなにかに急かされることもないでしょう。
市場での自分の価値を把握する
働いている中で、自分の価値を把握するということは重要なことになります。
場合によっては新しいスキルを学ぶ必要もでてきます。
社会情勢の話を少ししていましたが、環境が変わるということは個人も変わる必要があるということです。
転職するつもがなくても、自分の価値を知っておくことは「もしも」のときの備えになります。