インフラエンジニアを目指している、現役でインフラエンジニアとして働いているけど、資格を持っていない。という人向けに、インフラエンジニアは資格が必要なのか?の疑問に答えます。
結論から記載すると、インフラエンジニアに資格は必ずしも必要というわけではありません。
インフラエンジニアの仕事は経験することで成長していくところが大きく、資格を持っているから○○ができる、資格を持っていないから○○ができない、ということはありません。とはいえ、資格というのは第三者にスキルをアピールできるメリットもあります。
この記事では、インフラエンジニアの資格事情や資格取得を目指す上でのメリットについて解説していきます。
記事の内容
- インフラエンジニアに資格は必要なのか、いらないのかを解説
- 資格を取得するメリットを解説
インフラエンジニアの資格事情
インフラエンジニアに資格は必ず必要かと言われると、そうではありません。
資格がなくても仕事は可能です。
仕事ができる人であっても資格を持っていない人も一定数います。
実際の現場では資格の保有数=仕事ができる人、につながらないのが実情です。ここでは、両極端である「資格ゼロ」「資格マニア」について解説していきます。
資格ゼロ
資格がゼロの人も当然います。
特に、20代・未経験で入社してくる人ほど資格を持っていない率は高いと感じています。
新卒で採用されて働いている場合は、研修期間や評価を得るために資格を取得している人が多いです。
資格を持っていると当然就職には有利ですが、将来性を見込んで採用されることの多い20代では資格がなくてもインフラエンジニアに転職可能です。
資格なしでも未経験採用は可能ではありますが、資格あるにこしたことはありません。未経験からインフラエンジニアを目指している場合は積極的に資格に挑戦することをおすすめします。
資格マニア
職場に必ず1人は資格マニアがいます。
IT系の会社であれば資格取得時に奨励金を支給される、または保有資格によっては月に何千円か基本給にプラスされる制度があります。
そのため、会社が推奨している資格を取得して稼いでいる人も多いです。
高難易度の資格であれば取得時に30万円支給されることもあります。
担当する業務に直接役に立たない資格を取得することに時間を割いているため、「資格マニアほど仕事ができない」傾向にあります。(経験談)
資格マニアでも仕事のできる人はいます(少数)
必要な資格は存在する
「資格がなくても仕事はできる」というのは事実ですが、「資格が有利に働く場面」というのは存在します。
例えば、官公庁案件を受注する場合、RFPには「応用情報技術者保有者を案件メンバーとしてアサインすること」などの注意書きがあることがあります。
このように、IT系でも上位の資格であれば会社から重宝されやすくなります。
インフラエンジニアの知識を身に付ける近道になる
資格取得ではその分野に関して体系的に学ぶことができます。
インターネットの情報を読み漁って断片的に情報を得るよりも、一つの資格を取得したほうが圧倒的に知識は身に付きます。
また、ベンダー資格だとシチュエーションに関する問題も出題され、実際の仕事内容に近しい問題を解くこともできます。
資格取得の方法
資格を取得する方法としては、
- 独学で学習する(いつでも勉強を開始/中止することができる)
- スクールに通う(まとまった時間、お金が必要)
- Udemyなどで動画学習する
などがあげられます。それぞれにメリット・デメリットはあるため、自分の勉強スタイルに合う方法で勉強していきましょう。
個人的におすすめなのは独学+動画学習です。
Udemyでは頻繁にセールも実施しているため、密度の高い講座でも2000円程度で受けることができます。
まずは本を読む
いきなり資格を取得しようにもそもそものITスキルがないという場合や、資格がないような新しい分野に関しては本で学習することも必要です。
ビジネス本、技術本どちらでも構いませんが、寝る前の15分間でも毎日読み続けていると自然とスキルが身に付いてきます。
まとめ:インフラエンジニアに資格は必要か?
インフラエンジニアに資格は必要か?について、解説してきました。
結論は「必ずしも必要ではない」です。
とはいえ、「スキルを体系的に身につけることができる」「自分のスキルをアピールできる」「資格保有者がいないと受注できない案件がある」などのメリットを考えると、「資格に挑戦・取得した方がエンジニアとしての価値が上がる」ことにつながります。
資格マニアのようにいろいろな資格に挑戦するのではなく、今自分にはどのスキルが足りていないか?今度のスキルアップのためにどの資格に挑戦したほうがいいのか?を考えながら資格を取得していくと、キャリアップの近道になります。
この記事がインフラエンジニアを目指している人の参考になれば幸いです。