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未経験からネットワークエンジニアに転職|所有していると有利になる資格【順番・難易度】

資格に挑戦する

この記事ではネットワークエンジニアへの転職を考えている方向けに、転職時・転職後に役立つ資格を現役エンジニアの目線から紹介していきます。

ネットワーク分野は技術範囲が広いことや、役割ごとにスイッチやルーター、ロードバランサーなど多くの機器を扱います。そのため、ITパスポートや基本情報技術者などの国家資格以外にも企業が実施している「ベンダー資格」が多く存在しています。

ITベンダー

IT関連製品を製造・販売する企業やメーカーのこと。

ベンダー資格は機器(製品)に特化した技術を認証することを目的としているが、資格によっては業界標準の知識を身に付けることができる。そのため、国家資格よりも実践向けの問題形式が多い。ベンターはMicrosoft、Cisco、Paloaltoなど数多くの企業が存在します。


資格を取得することが最優先ではありませんが、自分の技術を確実に証明することできる唯一の方法でもあります。

資格取得を通じて「知識」の向上にもつながるため、未経験での転職を目指している場合は資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。

※仮に取得できていない場合でも「〇〇の資格を取得するために勉強中です。」と言うことができれば、面接官へアピールすることができます。


この記事で解説すること

  • 資格の必要性
  • 初心者・IT未経験におすすめの資格
  • 資格の難易度と取得する順番
  • ネットワークエンジニアとして取得したい資格



ネットワークエンジニアに資格は必要か?

転職でネットワークエンジニアになるために資格は必要か?ときかれると、「必ずしも必要ではない」という回答になります。

なぜなら、知識や経験があれば業務をこなすことは可能で、資格がなければできない仕事ではないからです。実際働いているネットワークエンジニアの中には「資格は無いけど優秀」なエンジニアは多く存在します。

資格は知識の指標ではありますが、資格保有数が多いから仕事ができるとは限らないのが実情です。


なぜ転職時に資格取得を推奨するのか?

資格取得は絶対ではありませんが、「資格取得のために勉強している」という内容はアピールできるほうが印象は良くなります。

転職前に資格取得をしていたり、勉強しているということを面接で話すということは「その人がどれくらいネットワーク分野に興味・関心があり、どのくらいの知識レベルなのか」を把握できる指標になります。特に業界未経験からの転職であれば、合否に関わることもあります。

また、ネットワークエンジニアへの転職を希望する場合に、「資格の勉強を通してエンジニアとしてやっていけるか」を自分自身で体感することができます。

資格を持つと転職時に有利になりますが、仕事をする上では資格が無くても働けます。


資格取得の勉強が「辛い」「続けたくない」のであれば、ネットワークエンジニアだけでなくIT業界でやっていくのは難しいと個人的に思います。

ITは日々新しい技術が世に出回ります。エンジニアは、仕事の種となるそれらの技術を仕事を辞めるまで吸収していく必要があります。

資格勉強で挫折してしまう場合、仮にエンジニア職へ転職したとしてもつらい生活を送ることになりかねません。


資格取得を目指す上でのメリットは以下になります。デメリットは勉強する時間の確保と教材や受験費用ですが、メリットの方が圧倒的に多いため積極的に挑戦することをおすすめします。


資格を取得する上でのメリット

  • 面接時にアピールでき、年収の高い会社から内定をもらいやすくなる
  • ITの知識を得ることができる
  • エンジニアとしてやっていけるか、資格取得を通じて判断できる
  • 会社によっては資格手当が支給される場合がある


ネットワークエンジニアへの転職で役に立つ資格

スキルを選択する

ネットワークエンジニアが目指す資格は、国家資格とベンダー資格の二つに分けられます。

ベンダー資格の中ではCisco Systems社が認定する「シスコ技術者認定(CCNA)」が有名です。シスコ認定のベンダー資格は国家資格に比較して、より実践的な技術や知識を得ることができます。

国家資格では基本情報技術者が有名で、幅広いITに関する知識を学習することができます。


国家資格・ベンダー資格それぞれの特徴を以下の表にまとめてみました。

受験価格技術レベル有効期間
ベンダー資格・高額(20,000~)
・資格による
・実践向け
・最新技術が身につく
・3年(資格による)
国家資格・固定(7,500円)・業務ではあまり役に立たない
・問題解決力、応用力が身につく
・期限なし

ベンダー資格の受験料は一般的にかなり高額で、資格の有効期間が存在します。また、定期的に問題内容がアップデートされるため、実践向けのスキルが身につくため、業務でも役立つ技術を身に付けることができます。


国家資格はベンダー資格に比べ受験料は低額で、資格の有効期間は存在しません。IT技術全般について学ぶことができ、問題解決力や応用力など汎用的なスキルも身につきます。

資格は入社後に会社負担で受けられることも多いため(確認は必要です)、国家資格は入社前に取得しておき、ベンダー資格は勉強中ですと面接官に伝えるのがお財布に優しく、スキルもアピールもできおすすめです。

国家資格の場合、通年で受けられないこともあるので注意しましょう。


未経験(初心者)におすすめのベンダー資格

ベンダー資格は数多くありますが、未経験者にとっておすすめの資格は、以下の3つです。

  • LPIC Level1(Linux:NPO法人LPI)
  • CCNA(ネットワーク:Cisco Systems)
  • CCNP(ネットワーク:Cisco Systems)

LPICとCCNAは新卒でネットワークエンジニアとして採用された場合、1年目で取得を推奨される資格です。

CCNPはCCNAの上位資格となります。


未経験(初心者)におすすめの国家資格

国家資格ではネットワークに特化しているものが少ないです。

ネットワークスペシャリストといった資格はありますが、IT未経験から合格するのはハードルが高くなります。

未経験者のおすすめ資格は以下の2つです。

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者

ITパスポートや基本情報技術者資格は実践向きではありませんが、ITの知識を幅広く・体系的に学ぶことができます。(ネットーワークも試験範囲に含まれます。)

他の資格を受けるための基礎づくりのために受講することをおすすめします。


未経験者(初心者)が資格取得をするおすすめの順番

未経験者や初心者におすすめしたい資格取得の順番は、以下の3通りです。

パターン①:ITパスポート → LPIC level1
パターン②:ITパスポート → CCNA
パターン③:基本情報技術者 → CCNA → LPIC level1

ITパスポートは取得する意味がない、簡単すぎるという話もありますが、全くのIT未経験の人は覚えることも多いため取得をおすすめします。

パターン③が王道ではありますが、時間や知識レベルから難しい場合はパターン①かパターン②、どちらかを目指していきましょう。転職では必ず有利になります。


IT系国家資格 ITパスポート

IT未経験視点の難易度:★☆☆☆☆

経済産業省が行っている国家試験である情報技術者試験の一つになります。

IT系の国家資格では最も難易度が低い資格となります。IT従事者であれば勉強をしなくても受かるレベルではありますが、未経験者にとっては覚えることが多く少し大変に感じるかもしれません。

情報技術者試験参考

  • ITパスポート(レベル1)
  • 基本情報技術者試験(レベル2)
  • 応用情報技術者試験(レベル3)
  • ネットワークスペシャリスト(レベル4)

レベル=難易度


LPIC Level 1

IT未経験視点の難易度:★★☆☆☆

ネットワーク技術と直接関係するものではありませんが、サーバーやロードバランサーなど多くのIT機器のOSにはLinuxが採用されています。

LPICではLinuxについて学ぶことができる世界共通の認定資格となり、3段階のレベルに分かれています。

難易度はそこまで高くないため、基本情報・CCNAなどの資格を取得と合わせて挑戦していきましょう。難易度は他の資格と比較して高くないこともポイントです。


シスコ技術者認定 CCNA

IT未経験視点の難易度:★★★☆☆

ネットワーク機器の大半のシェアを占めるのがシスコ機器になります。シスコ技術者認定はベンダー資格であり、ネットワークの基礎について幅広く学ぶことができます。

ネットワーク関連の資格では大まかに4つに分類されますが、その中でもCCNAは取得を目指すメリットが非常に大きい資格といえます。

ネットワーク知識・技術を網羅的に学習することができ、実践でも役立ちます。

CISCO認定資格

  • CCENT:ネットワークエンジニアになるためのエントリーレベルの資格。最低限の知識。
  • CCNA:ネットワークエンジニアとして評価される基礎レベルの資格。
  • CCNP:ネットワークエンジニアとして評価されるCCNAの上位資格。
  • CCIE:ネットワークエンジニアにとって最も評価される最上位資格です。国際的にも通用する。


資格勉強方法は書籍や動画(Udemy)など複数ありますが、まずは黒本と呼ばれる以下の本から進めてみてはいかがでしょうか。


この記事のまとめ

スキルの集約

ネットワークエンジニアへの転職を目指す場合に、あらかじめ取得・学習しておくと転職時・転職後に有利になる資格について紹介しました。

ネットワークエンジニアは扱う技術は幅広いため、資格の数も多く国家資格・ベンダー資格を合わせると数えきれないくらいあります。

資格の取得数=技術力につながるというわけではありませんが、未経験での転職を考えている場合は最初のステップとしてシスコ技術者認定資格である「CCNA」とLPIC1,2をの取得をおすすめしたいです。

しかし、ベンダー資格であるCCNAは受験料が30,000円以上します。


一発合格できるか分からない資格に実費で払うには財布への負担が大きいため、「基本情報・LPICを取得後、CCNAは今勉強している」という状況をつくり、面接でアピールできるようにしていきましょう。

余力があればネットワークスペシャリストにも挑戦してみてください。職場によりますが、取得していると重宝されやすい資格です。


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