転職活動をこれから本格的にする気は無いけれど、
- いつかは転職したいと考えている
- 今の仕事は辛くて辞めたいけれど、転職ってどう進めたらいいかわからない
- 世の中にはどんな求人があるのか気になる
- 気になる会社はどれくらいの年収と福利厚生なのか気になる
このように考えている人は私の周りにもたくさんいます。
すぐに転職するつもりはない、転職活動ってめんどくさそう、だけどいつかは転職して待遇を良くしたり好きな仕事で生きていきたい。
そのような人におすすめしたいのが、
とりあえず転職サイトに登録だけする、というもの。
転職サイト・転職エージェントへ登録するだけであれば5分もあれば完了します。しかし、その最初の一歩で今後の人生結構変わるものです。
この記事では、とりあえず転職サイトに登録することのメリットについて、7つ解説していきます。
記事の内容
- 転職サイトに登録だけするメリットが知りたい
- そもそも転職するつもりもないのに登録しても良いのか
- 最初に登録したほうが良い転職サイトはどこがいいのか
転職するつもりが無くても転職サイトに登録したほうが良い7つの理由
転職サイトへ・転職エージェントへ登録することのメリットは大きく分けて以下になります。
- 非公開求人を見ることができる
- キャリアアドバイザーの紹介でのみ応募できる求人にたどり着く
- 転職活動そのものをスムーズに進めることができる
他にもいつくかありますが、この記事では「まずは登録してどのようなメリットがあるのか?」について解説していきます。
補足として、転職エージェントと転職サイトの違いを以下のひょうにまとめているので参考にしてください。
転職エージェント | 転職サイト | |||
気軽さ | △ | 専任のキャリアドバイザーと一緒に転職活動を行う | ◎ | 企業への応募や面接日程など、自分のペースで調整可能 |
転職期間 | 〇 | 転職エージェントによるが、使用期間目安は3カ月程度(延長可能) | ◎ | 期間に決まりはなく、いつでも転職活動の開始・中止が可能 |
第三者の評価 | ◎ | 面談・書類添削などを通して強みやアピールポイントを発掘 | △ | 1人で進めていくため、他者からの評価は無し |
転職アドバイス | ◎ | 求人の紹介や面接後のフォロー有 | △ | 1人で進めていくため、他者からのアドバイスは無し |
面接対策 | ◎ | QA対策・企業ごとの特性を事前に知ることができる | △ | 1人で進めていくため、面接対策はインターネットで情報収集 |
企業との調整 | ◎ | 企業への応募から入社時期・年収交渉を代行 | △ | 自分で面接・入社時期、年収交渉が必要 |
未経験求人への応募 | 〇 | 企業の人事と知り合いのことも多く、書類通過率が上がる。非公開求人が多い | ◎ | 公開されている求人に何社でも応募可能 |
それでは、 転職するつもりが無くても転職サイトに登録したほうが良い7つの理由 についてそれぞれ解説していきます。
選択肢を広げることができる
転職サービス(転職サイト・転職エージェント)に登録するということは、今の自分には「この会社・仕事しか無い」という固定観念を無くすことにつながります。
転職サービスに登録してまず驚くのが求人の多さです。東京・大阪・名古屋などの大都市に限らず、地方であっても業種・業界に関係なく多くの求人を見つけることができます。
「このままずっとこの会社で働かなければいけないから、上司の言うことは絶対服従」「理不尽な要求も我慢しなければいけない」という考えながら働いてはいないでしょうか?
転職サービスにある多くの求人はすべて、これからの選択肢の一つになり得ます。(一度に多くの求人に応募することは面接対策や書類作成などで後々大変なことになるため、応募するにはプライベートや仕事の忙しさも影響するため、タイミングも重要になってきますが。)
選択肢が広がるということは、辛い・嫌な仕事を続けたくない、というネガティブな考えだけでなく、「こんな仕事がしたい!」「将来はこんな環境で働きたい!」「転職して年収を上げたい!」と思えるようなポジティブな感情につながる選択を増やすことができます。
辛い仕事環境からいつでも逃げ出せる準備ができる
選択肢を広げることができる点と少し少し似ています。
働いている人全員が転職サービスを利用している訳ではないため、登録するだけで転職に関しては他の一歩先を進んでいることになります。
また、転職サイト・転職エージェントに限らず「今募集している企業の求人票」を確認することができるため、例えばIT系で年収600万を目指すにはどのようなスキルが必要になるのかを確認することができます。
キャリアアドバイザーと転職相談や将来の相談をすることもできます。仕事が辛く耐えられない状況になっても、「次の会社に転職することは今すぐにでも可能」という心の余裕をつくることができます。
逃げる準備はできている、という安心感が仕事の効率を上げる
転職サイトに登録して、どんな求人が周りに溢れているか自分の目で確認し、キャリアアドバイザーから他の会社の情報を仕入れていると、今の職場環境の良い部分・悪い部分が見えてきます。
いつでも会社から離れて別の会社へ転職できる!という気持ちは、普段の気持ちの「悩み」や「辛さ」を軽減することにつながります。
とはいえ、今やりたくない仕事していて、他にやりたい仕事(職種)がある場合は余計に効率が下がることも考えられます。目標とする将来像がある場合は早めに行動することをおすすめします。
転職について、思考を前に進めることができる
転職したいけど「自分にはできないだろうな・・・」という考えを持っていては仕事はおろかプライベートにも悪い影響となります。
自分は本当に転職がしたいのか、今の会社のなにが不満なのか、「行動」することで、転職について自分が本当はどうしたいのかが分かるようになってきます。
転職エージェントに登録するということは転職について一歩前に進むことになるため、日常生活でも転職についてより考えるようになります。
転職サービスがどのようなものか経験することができる
転職サイトはさまざまな種類があり、サイトによって求人数や質、エージェントの評判についても変わってきます。
当サイトでも転職エージェントや転職サービスを利用した感想や評判を記載した記事はいくつか書いています。また、インターネット上で検索しても多くの口コミや体験談を探すことはできますが。
しかし、重要なのは自分で経験することです。
転職したくなったら転職サイトに登録しようと思っていると、いざ登録を考えたときに転職サービスの種類の多さにげんなりする可能性があります。
いざ転職を!と思い立った時にスタートダッシュができる
あらかじめ転職サイトに登録し、少しでも転職についての準備ができていればスムーズに転職を始めることができます。
転職は意外と時間や労力がかかるものです。
できるときに少しずつ、今後のために準備を積み重ねていくことは「成功するための転職」を実現するためにも重要です。
自分自身の可能性に気づくことができる
転職エージェントに登録すると、転職のプロであるキャリアアドバイザーと話す機会がでてきます。
キャリアアドバイザーと話す内容や頻度は以下の転職スタイルによって変わってきます。
- 今すぐに転職したいのか
- 良い求人があれば転職したいのか
- とりあえず情報収集がしたいのか
キャリアアドバイザーとの話では、これまでの自分の経緯やどのような会社に転職したいかといった内容がメインですが、「今の職場より良い条件の職場」「業種や職種を変える転職」など踏み込んだ相談にも丁寧にのってくれます。
私の場合は、
- Aの転職エージェントには「良い求人があれば」転職したい
- Bの転職エージェントには「とりあえず情報収集がしたい」
とキャリアアドバイザーに伝えて使い分けることで、転職で自分が忙しくならないように、かつ多くの求人を紹介してもらえるようにしていました。とりあえず情報収集であれば、エージェントと会話する機会はほとんどありません。
利用する転職サービスが1つだけだと視野が狭くなる
転職エージャント、転職サイトはたくさんありますが、そのすべてに登録する必要はありません。
目安ですが、3~4社登録するとまんべんなく求人を確認することができ、転職サービスにも慣れることができます。
使いずらい、希望する職種の求人が少ないなど不満がでてきた場合でも、途中で他の転職サイトに乗り換えることは気軽にできます。
とりあえず転職サービスに登録するということに問題はないのか
すぐに転職するつもりがなくても転職サービス(転職エージェント・転職サイト)を利用することに問題は全くありません。
とはいえ、転職エージェントも仕事(紹介者の内定が決まればその年収の3割~5割入ってくるシステム)なので、積極的にコンタクトを取ろうとしてきます。
とりあえず登録しました、と理由も無く登録したと伝えるのはなるべく避け、情報収集のために登録しましたと伝えましょう。
転職エージェントも商売であるため連絡の頻度が多いことやメールの量が多いなど「少しうっとおしいな」と感じることもありますが、転職の強い味方であることは事実です。
転職エージェントは人によってタイプはさまざまです。あまり自分に合わない人だなぁと感じたら、それを伝えることで転職エージェントを変更してもらうことも可能です。
この記事のまとめ
転職サイトにとりあえず登録したほうが良い理由について7つ解説しました。登録だけであっても会社やキャリアアドバイザーに迷惑はかかりません。
すぐに転職するつもりは無いというかたでも、これから転職のことを考えるかもしれない、と少しでも思う場合は登録することをおすすめします。
私も当時は転職しようかどうか迷っていた時期に、とりあえず転職サイトに登録するところからスタートしています。
そこからはたまに求人を検索したり、転職エージャントからおすすめの求人が届く日々を経験しています。
ある日の新着求人に目が留まり、応募・面接・内定を獲得しています。
自分が納得のいく転職を目指すためにも、「まずは行動してみる」ことが大切です。