リクナビNEXTは転職サイトとしての知名度が高く、設立は平成元年(創業は1960年)と30年以上の実績と信頼性があります。
しかし、利用したことが無いという人にとっては以下のような疑問が浮かぶのではないでしょうか。
- 有名なのはCMなどの広告が多いからでしょ?
- 他の転職サイトとなにが違うの?
- 転職エージェントとなにが違うのか?
この記事では、実際にリクナビNEXTを利用して内定を獲得したことがある経験も紹介しながら、以下のポイントについて解説していきます。
記事の内容
- リクナビNEXTのサービス概要や特徴
- リクナビNEXTを利用する上でのメリット・デメリット
- リクナビNEXTをオススメする理由
リクナビNEXTは知名度が高いだけではなく、転職業界でも大手に分類されます。また、求人数の多さや企業から直接メールが届くオファー(スカウト)という機能があり、企業の人事担当と直接連絡することができます。
企業に応募せずに情報収集だけで利用する個も可能であるため、転職サイトの登録に迷っているという方は最初に登録することをおすすめしたいサイトになります。
本記事を参考に是非利用してみてください。
リクナビNEXT
\豊富な転職支援コンテンツ/
リクナビネクストはリクルートグループが運営している会社です。また、グッドポイント診断という自分の強みを発見できる独自サービスも展開しています。リクナビリクルートグループが運営している他の転職サービス、グッドポイント診断に関しては以下の記事で紹介しています。
関連する記事
リクナビNEXTの特徴と登録するメリット
公開求人数 | 約57,1000件 ※時期によって前後 |
会員数 | 1,000万人以上 |
利用者層 | 約68%が35歳以下 |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | リクルートグループ |
リクナビNEXTはリクルートグループが運営している転職ポータルサイトとなり、社会人の転職者・中途採用者向けの就職サイトになります。
公開求人数は約6万件近くありますが、これにサイト上では公開されていない非公開求人もプラスされます。(非公開求人数は非公開)
会員数は1,000万人以上になり、数字だけを見ると日本で働いている人の約7人に1人が登録していることになります。実際、転職者の約8割はリクナビネクストを利用しているというアンケート結果も公表されています。(調査機関は大手アンケート会社のマクロミル)
利用者は約7割が35歳以下であり、若年層が中心となりながらも幅広い世代から利用されています。パソコンだけでなくスマートフォンアプリも提供されているため、隙間時間に求人検索やメールの返信をすることができます。
知名度が高く、求人数が多い
リクナビNEXTは知名度が高く、業界最大手の転職サイトです。会員数も1,000万人以上と、他の転職サイト登録者数とも桁が違うほど利用者数の実績があります。
掲載企業の約5割(48.6%:2020年1~2月)が中小企業の求人であり、大企業・中小企業・ベンチャー企業問わずさまざまな業界・業種の求人が掲載されています。
求人情報が多いというのは応募会社の選択肢が大きく増えることにつながります。求人を検索するさいも「働き方」という検索の方法があり、かなり細かい条件で求人を検索することができます。
例えば、会社の設立年数や福利厚生の充実度、大企業のグループ会社など選択できる項目は他の転職サービスと比較しても多く設定されています。
リクナビネクストには、これまで解説してきた内容以外にも以下のような特徴・メリットがあります。
- スカウト機能で企業からオファーが届く
- 登録して求人だけ見る使い方もできる
- グッドポイント診断で自己分析ができる
それぞれ解説していきます。
メリット1:リクナビNEXTはスカウト機能で非公開求人と出会える
中小企業の登録企業が全体の5割ということもあり、企業の部長や社長からオファーが届くこともあります。
オファーは企業側から利用者に対しておこなわれるスカウト機能のことです。登録プロフィールや希望条件に情報を事前に記入しておくことで、それを見た企業の担当者が気になった利用者に対してメールを送ることができる機能になります。
求人数が多いことは強みですが、気になるすべての求人に目を通すのは大変な時間と労力が必要になります。企業側からオファーしてくれるのは、求人の取りこぼしを防げることに加え、思いもよらない優良企業からメールが届くこともあります。
オファー求人の中には非公開求人のオファーもあるため、スカウト機能は活用していきましょう。スカウト機能を有効にしておかないと企業から直接連絡来ることはありません。(設定で有効・無効を簡単に切り替え可能)
非公開求人とは
非公開求人は、転職サイトの求人検索に引っかからない求人になります。転職する側からは求人を見つけることができませんが、キャリアアドバイザーからの紹介や企業からオファーが届くことで求人の存在を知ることができます。
企業側が求人を非公開にする主な理由や特徴は以下になります。
- 好条件求人であるため、応募が殺到することを防ぐ
- 上記の理由から、非買い求人は大手や有名企業の求人が多い
- 求人へ応募できる人が少なくなることで採用倍率は低くなり、内定しやすくなる
- 中途採用を募集している事実を自社の社員や競合他社に知られたくない
私は実際に中小企業の社長からオファーが届き、メールのやり取りもさせていただいたことがあります。当時はタイミングが悪く、面接前に他の企業から内定を貰ったため辞退しましたが、メールでは会社の詳細な情報なども知ることができました。
オファーが届いたからといって、内定が確約されるわけではありません。選考の難易度が少し下がる程度と考えましょう。
オファーについては、以下の3パターンに分けられます。
リクナビネクストは利用者全員に担当のキャリアアドバイザーがつくわけではありません。「求人票ごとに」「転職エージェントから連絡が来た場合に」キャリアアドバイザーが担当につきます。
【求人掲載企業からのオファー】
掲載中の求人・説明会をお知らせする告知情報です。
企業が設定した検索条件とあなたの登録した情報(お住まいの都道府県や現在または直近の職種など)が合致した場合に送られます。
応募すると改めて書類選考が行われます。
「気になる」すると、企業からの気になるや面接確約のお知らせが「気になるリスト」に届くかもしれません。
引用:リクナビNEXT
【転職エージェントからのオファー】
あなたが公開しているスカウトレジュメを見た転職エージェントから届く個別面談のオファーです。
返信すると転職エージェントとの面談で、紹介された求人の応募に向けて詳しい説明が受けられます。
また、特にユーザー満足度が高い転職エージェントは社名横に「優秀エージェント」と表記されます。
引用:リクナビNEXT
【転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー】
あなたが公開しているスカウトレジュメをみた企業の採用担当から届くオファーです。
特典として「面接確約」が保証されているオファーは、返信すると書類選考免除で企業の面接が受けられます。
引用:リクナビNEXT
オファーが届く流れは、以下のようになります。
【求職者側】
- 転職サイト登録時に自身の情報をレジュメに登録
- 入力項目は、住所・最終学歴・職務経歴・希望条件(職種・勤務地)など。
↓
【求人企業側】
- 企業が求める人材要件の項目を設定
- オファー希望登録者の一覧から条件に該当する登録者を絞り込み、オファーを送る
- ※登録者個人を特定できる情報(氏名、メールアドレス、生年月日、住所、勤務先名など)は企業からは一切見えません。
↓
【求職者側】
- 自身が登録した情報と求人企業が求める要件が一致していた場合、オファーの通知が届きます
- 求人内容や採用説明会などの案内を見て、興味を持ったら掲載期間終了日までに「応募する」ボタンを押します
- オファー内容に興味を持った場合のみ上記の応募手続きを行い、興味がない場合は断りの連絡は不要
- 興味を持ったけれど、「今は応募するタイミングではない」「ほかの求人も見てから応募するかどうか決めたい」といった場合には、「気になるボタン」をクリックしておきましょう
- その求人は「気になるリスト」に登録され、その後も継続して情報が届きます。企業から「応募歓迎」や「面接確約」などのお知らせが届くこともあります
↓
【求人企業側】
- オファーを送った人から応募があれば、書類選考を行い、結果を通知
- 書類選考を通過した場合は面接案内の連絡をあなたに送ります
- ※場合によっては、書類選考なしで面接に進めるケースもあります
オファー機能には以下のメリットがあるため、活用していくことで転職活動を有利に進めることができます。リクナビネクスト特有の強みでもあるため、積極的に活用していきましょう。
- 自分の市場価値がつかめる
- 自分では探せない求人に出会える
- 書類選考率が高い
自分の市場価値がつかめる
企業からオファーを受けるためにはスカウトサービスを有効にする必要があります。(無料)
このスカウトサービスを有効化すると、自分の経験・スキルの「市場価値」をチェックすることができるようになります。
たとえば、以下項目について、リクナビネクストからレポートが届きます。
- 今のスキルがどれだけ市場で注目されているのか
- 自分にはどのような企業が興味をもっているのか
今のスキルとは異なる業界へ転職したい、という場合でもこのオファーは便利に働きます。
「レジュメ→キャリアプラン」の欄に「IT業界」について記載しておくことで、IT関係の企業や職種のオファーがくるようになります。
メリット2:リクナビNEXTは情報収集だけといった使い方ができる
リクナビネクストはキャリアアドバイザーが担当につかない転職サイト型のサービスになります。
求人を検索し、気になる求人が見つかった場合・気になるオファーが届いた場合のみ活動するといった、自分のペースで転職活動を進めることができます。
また、リクナビネクストは多方面の業種と幅広い職種の求人を扱っています。
業種数は12系統・96業種、職種は412職種別に取り扱っています。全部見るのは途方もない数ですが、求人を見ていく中でこれまで知らなかった新しい領域の職を探すこともできます。
登録だけしておいてどのような求人があるのか、転職市場の調査をするといった使い方も可能です。
業種一例
IT・通信系、メーカー系(素材、医療品、電気、電子、機械)、マスコミ系、商社系、金融・保険系、流通・小売系
職種一例
ITエンジニア、その他エンジニア、営業、事務・管理、企画・マーケティング、Web・インターネット・ゲーム、教育、公務員、専門職
メリット3:リクナビNEXTはグッドポイント診断で自己分析ができる
リクナビNEXTには独自の「グッドポイント診断」というサービスがあります。
グッドポイント診断
グッドポイント診断は、リクルートが持つ独自のノウハウを活かして開発した本格診断サービスです。 「独創性」や「柔軟性」「決断力」など18種類の特徴の中から、あなたならではの5つの強みを診断します。 診断完了後、5つの強みが文章にて画面に表示されます。 また、診断結果は応募画面より応募いただく際に、添付することも可能です。
引用:リクナビNEXT
診断時間は約30分と少し長めですが、自分の強みや才能を本格的に分析できます。
自己分析ができる診断というは有料サイトが多いイメージですが、業界大手であるリクルートが無料で実施していることもポイントです。
- 自分に合う仕事がわからない
- 今後のキャリアに悩んでいる
- 応募書類・面接対策に活かしたい
という方に、おすすめしたいサービスです。
リクナビNEXTのデメリット(注意点)
リクナビNEXTは無料で利用できるため、デメリットに感じる部分はありません。
注意点については3点あるため、それぞれ解説していきます。
- オファーメールが多い
- 転職エージェントのサービスは受けられない
- 今の会社や前の会社の人にばれたくない
オファーメールが多い
スカウトサービスは転職活動を進める上でメリットが多いのですが、反面オファーメールが多すぎるとデメリットに感じることがあります。
オファーメールには返信期限があるため、「毎回自分の判断で取捨選択すること」「大量のメッセージを開封しなければいけないこと」が負担につながることも多いです。
対策としては、
- スカウトサービスを一時的に無効にすること
- 登録レジュメをきちんと埋めておくこと
の二つになります。
スカウトメールの受信設定についてはリクナビネクストの設定から簡単に変更することができます。また、登録レジュメをきちんと埋めておくことで、希望しない業種や希望していない条件のオファー依頼を防ぐことができます。
登録レジュメを充実させておくことで、オファー機能を最大限有効に活用することができます。
転職支援サービスは受けられない
リクナビNEXTは自分で求人を検索して応募することや、企業などからオファー(スカウト)を受けることで選考ステップに移る転職サイトです。
たとえば、転職エージェントを利用すると次のようなサービスを受けることができますが、リクナビNEXT単体ではこれらのサービスを受けることができません。
- 求人紹介:職歴や希望条件に合う求人情報の紹介や非公開求人の紹介
- 選考対策:履歴書や職務経歴書の添削、面接対策
- 情報提供:これまでの転職経験者からのノウハウ提供や企業の情報提供
転職対策や面接対策をおこないたい場合は、リクルートが運営している「リクルートエージェント」や他の転職エージェントサービスを併用することがおすすめです。
リクナビNEXTにも転職エージェントはいますが、求人オファーのみのサービスです。
おすすめの転職エージェントについてはこちらの記事で紹介しています。
会社の人にばれる可能性がある
転職サイトや転職エージェントに登録する上で心配になるのが、前の職場の人や今の会社の人にばれることではないでしょうか。
リクナビNEXTではレジュメ非公開設定という機能があるため、会社ごとに自分の情報を非公開にすることができます。
転職活動自体ばれなくなるため、働いたことのある企業など知られたくない企業は全て非公開にすることをおすすめします。
リクナビNEXTはこんな方におすすめ
リクナビネクストNEXTの特徴やメリット・デメリット(注意点)について記載してきましたが、以下のようには特におすすめしたいサービスになります。
- 転職サイトの知名度や実績を気にする
- グッドポイント診断(自己分析)で自分の強みを知りたい
- 企業からスカウトを受けたい
- 多くの求人から自分で会社を選びたい
- 転職エージェントサービスはとりあえず不要
情報収集だけ、自分のペースで転職活動を進めていきたいという人に、転職エージェントがつかないリクナビNEXTはとてもおすすめできます。
「転職の進め方が不安だけど転職は成功させたい」という方は他の転職エージェントサービスも併用していきましょう。
リクナビNEXTと2~3つの転職サービスを使用することで、より多くの求人に出会えることができます。また、書類選考・面接対策なども行えるため、失敗しない転職を目指すことができます。
リクナビNEXTの登録方法
リクナビNEXTの登録は、次の5つのステップで簡単におこなうことができます。
- リクナビNEXT公式サイトへアクセス
- 「まずは会員登録」ボタンをクリック
- メールアドレスを入力
- 仮登録完了のメールが届くため、メール内のURLへアクセス
- プロフィール(レジュメ)登録
プロフィールの登録は人によって記入に必要な時間が異なりますが、一度にすべて登録する必要もありません。
登録自体は5分程度で完了することができるため、まずは無料登録・グッドポイント診断・求人を検索してみることからはじめてみてはいかがでしょうか。
まとめ:リクナビNEXTは非公開求人とオファー機能が強み
転職活動を本格的にはじめたいという方にも、まずは情報収集からという方にもリクナビNEXTへの登録はおすすめできます。
会員数も1,000万人以上、日本で働いている方の7人に1人は登録しているという実績と圧倒的な求人数が強みです。
公開求人数 | 約57,1000件 ※時期によって前後 |
会員数 | 1,000万人 ※2020年6月末時点 |
利用者層 | 約68%が35歳以下 |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | リクルートグループ |
グッドポイント診断による自己分析、スカウトサービスによる企業からのオファーと転職もスムーズに進めることができます。
まずは無料登録して転職活動へ一歩踏み出していきましょう。転職は活動は早く行動した人ほど有利です!
おすすめできる理由
- 知名度が高く、求人数が多い
- スカウト機能で企業からオファーがくる
- 自分の市場価値がつかめる
- 情報収集だけといった使い方も可能
- グッドポイント診断で自己分析ができる
注意ポイント
- オファーメールが多い
- エージェントのサービスは受けられない
- 設定を変更しなければ所属企業にばれる可能性がある
リクナビNEXT
\豊富な転職支援コンテンツ/