
住んでいる場所が道路沿いであったり、近くでマンションの建築工事がはじまるとでてくる「音」に関する問題。
私はリモートワークで日中も家で仕事を行うのですが、ひどい騒音の中半年以上暮らしていた経験があります。当時は1ルームの部屋に住んでいて、細い一方通行の道を挟んだところでマンション工事がずっと続いている状況でした。
当時の環境
- アパート暮らし
- リモートワークで日中も家にいる
- 家の窓側に道路がある
- 道路を挟んで新築マンションの工事をしている
音に慣れることができるかはその人次第の耐性や性格に影響されるところもありますが、対策をすることである程度は軽減することも可能です。
この記事では以下のポイントについて解説していきます。
記事の内容
- 外部からの騒音に慣れる人の特徴・慣れない人の特徴
- 騒音による影響
- 騒音を軽減する対策
外部からの騒音に慣れる人の特徴
騒音に慣れやすい人の特徴は、音にあまり敏感ではない人です。
活気のある商店街に住んでいた経験や、家族の人数が多いとあまり気にならないようです。
騒音に慣れる人の特徴
- 都会や商店街など音に溢れている環境で暮らしていた人
- カフェなど多少の雑音があるほうが集中できる人
- 静かな環境が苦手な人
これまで音が日常的にある場所に住んでいた経験や、そもそも静かな場所が苦手な人はあまり気にしない人が多いです。
とはいえ、「仕事で集中したい時間」に車の騒音やトラックの振動に耐えられるかはまた別問題だとも考えます。特にリモート打ち合わせの時に騒音が相手に伝わると、声が聴こえづらくなったり相手に不快な想いをさせることになります。
外部からの騒音に慣れない人の特徴
慣れない人の特徴としては、これまで静かな場所で暮らしていた人や神経質な人は慣れない傾向があるようです。
騒音に慣れない人の特徴
- 静かな環境で暮らしていた人
- カフェなど雑音がある場所では集中できな人
- 神経質な人(音に敏感な人)
田舎は静かな場所じゃないと考えるかたもいるかと思います。田んぼが近いとカエルの大合唱やトラクターが通る音で静かではないと考えるかもしれません。
カエルの大合唱に慣れていると音に対する耐性はある程度あるようと思われがちですが、車やマンション工事の音は不規則で、かつ日中の時間帯に響きます。
大通りなど車の通行量が多い場所が近い、近くで長期間にわたる工事が始まってしまった場合は最悪です。
朝から夜までずっと「なにかしらの騒音」が耳にはいってしまいます。
音に敏感な人は慣れずにノイローゼになる場合もあります。少なくとも「ストレス」は溜まりますね。
騒音を軽減する対策
これから引っ越しを考えている場合は、以下のポイントに注意しながら必ず事前に内見するようにしましょう。
お部屋選びの注意点
- 築年数が古い
- 契約できる部屋の階層が低い
- 音がより響くのは、鉄筋コンクリート<鉄骨<木造
- 大通りに面している
音が部屋の中まで響いてしまう場合の建物の特徴としては、
- 築年数が古い
- 部屋の階層が低い
- 木造
- 音の発生源が近い
などが考えられます。
鉄筋コンクリートは音が響きにくいとは言え、車のエンジンなどは「低周波」となるため、全く響かないといことはありません。
低周波音は、高音と比較してより空気を振動させる音になります。
引っ越し以外の対策
住み始めたばかり、家賃が安いなど、住み続けたい理由がある場合は、お金が必要となる引っ越しはしたくないと思います。
そこで、手軽に音を軽減するためのアイテムを紹介します。
お部屋選びの注意点
- 防音カーテン
- 防音透明シート
- 耳栓
防音カーテン
防音カーテンは音を吸収するための特殊な織り方をしていたり、遮音性を高めるために金属を織り込んでいます。
種類によりますが、防音効果としては50%から80%程度の遮音効果が期待できます。

防音透明シート
防音透明シートは質量のある透明のシートで、音を吸収したり遮断する効果があります。
また、透明であるため窓からの光はきちんと通すことができます。
TRUSCO製の防音透明シートは音を3分の1まで軽減してくれる効果がありますが、窓1枚当たり約2万円以上の費用がかかります。
ぷちぷちなどは質量がないため防音効果は期待できません。断熱材としては使えます◎

耳栓・イヤホン
耳栓であれば費用も安く雑音を軽減することができます。
イヤホンの場合はノイズキャンセリング機能つきのイヤホンを使用することで雑音を軽減することができます。
まとめ:道路沿いの物件とマンション工事の音は慣れるのか

道路沿いの車の騒音は慣れる?マンション建築工事は?について解説しました。
結論は「慣れる人は慣れる」ですが、「慣れない人は慣れない」という当たり前の結果になります。
少しでも気になる場合は以下のポイントに注意することや改善策を実施してみてください。
- 家を選ぶときに妥協しない。必ず内見をする
- 防音カーテンを使用する
- 透明防音シートを利用する
- 耳栓・ノイズキャンセル付きイヤホンを使用する
音が気になり寝不足などの健康を害する人もいます。
普段過ごす場所だからこそ、なるべくストレスとなる原因は避けていきましょう。
マンションの建築工事であれば、完成後音はなくなります。
しかし、車の走行音は今後無くなることはありません。上記のポイントを実施しても音がどうしても気になるという場合は、引っ越しも検討するようにしましょう。
補足
リモートワークで自宅からWeb会議に参加する場合、気にして欲しいのが環境音です。
集音性能がよくてもノイズキャンセリング機能がないマイクでは「雑音」も相手に流してしまいます。
リモートワークをしている方は、必ずノイズキャンセリング機能つきのマイクを使用して相手に不快な想いをさせない工夫をしましょう。