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リモートワーク・在宅ワークに関する、よく見かける用語一覧【まとめて解説】

リモートワークやテレワークに関する記事を読んでいると、「どういうことなんだろう」と普段聞きなれない単語がでてくることはありませんか?

この記事では、よく見かける単語・わかりにくい用語をピックアップして解説しています。

リモートワークやテレワーク、在宅ワークについての不明点が少しでも解決できたら幸いです。



テレワークを解説

テレワークとは、情報通信技術(ICT : Information and Communicatin Technology)を活用し、時間や場所の制約を受けずに、また有効に活用できる柔軟な働き方のことです。

用語の由来はtele(=遠方の)+ work(=働く)を組み合わせた造語になります。


テレワークを行う労働者のことをテレワーカーと呼び、雇用型の働き方になります。

テレワークの区分

  • 在宅勤務
  • モバイル勤務
  • サテライトオフィス勤務

テレワークとリモートワークには厳密な差がありません。
国の政策ではテレワークという言葉が良く使用されていますが、言葉の意味ではどちらも離れた場所で働くという意味になります。


テレワークを実現するためには、企業側でテレワークを行うための環境を要する必要があり、主にVDI接続方式とリモートデスクトップ接続方式に分けられます。

それぞれ解説していきます。


VDI接続方式とは

VDI(Virtual Desktop Infrastructure / 仮想デスクトップ基盤)は、パソコンのデスクトップ環境をサーバー上に集約し、サーバー上で稼働させます。

ユーザーは自分のパソコンからサーバーにアクセスすることで、個人ごとに割り当てられている仮想のデスクトップ環境をサーバーから画面転送してもらい、操作することになります。

パソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンからアクセスすることも可能です。

導入には自社サーバーを利用する方法と、Azureなどパブリッククラウドを利用して導入する方法があります。(パブリッククラウドを使用する場合はDaas:Desktop as a Serviceと呼ばれます。)


VDIのメリット・デメリット

・セキュリティーが向上することで情報漏洩リスクを減らす
・ 接続用のアプリさえインストールすれば、どのパソコン、タブレット、スマホからでもデスクトップを操作できるため利便性が向上する

・サーバー側に障害が発生すると全従業員に通信不安定などの影響を与えるリスクがある
・導入にお金がかかる


リモートデスクトップ接続方式とは

リモートデスクトップ(RDP)は、遠隔地にあるパソコンからオフィスにある個人用パソコンへ、インターネット経由でアクセスし、画面転送を行うことで操作する方式です。

オフィスにあるパソコンはデスクトップ型でもノートパソコンでも問題ありません。

パソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンからアクセスすることも可能です。

VDI方式よりも低コストで手軽に導入することが出来ます。


RDPのメリット・デメリット

・セキュリティーが向上することで情報漏洩リスクを減らす
・ 接続用のアプリさえインストールすれば、どのパソコン、タブレット、スマホからでもデスクトップを操作できるため利便性が向上する

・サーバー側に障害が発生すると全従業員に通信不安定などの影響を与えるリスクがある
・導入にお金がかかる


在宅ワークを解説

在宅ワークは在宅勤務(テレワークの一種)として扱われることが多いですが、テレワークとは異なる働き方になります。

厚生労働省では「在宅ワーカーのためのハンドブック」を公開していて、次のように紹介しています。

在宅ワーカーは、個人事業主です。会社員とは違います。

例えば、

・雇用保険の被保険者ではありません。

・確定申告を行う義務があります。

・通常、国民年金、国民健康保険に加入します。

厚生労働省

つまり、在宅ワーク(=在宅ワーカーであり、個人事業主)はテレワーク(在宅勤務、雇用関係有)と異なる働き方になります。


自営型(個人事業主)

在宅ワーカーは個人事業主です。在宅ワークと在宅勤務は異なるため、注意しましょう。

例えば、以下のような特徴があげられます。

  • 労働基準法など、労働保護法令の適用が無い
  • 雇用保険の被保険者では無い
  • 確定申告を行う義務がある
  • 国民年金、国民保険への加入が必要


副業として在宅ワークを行う場合は、本業側で保険等に加入しているため新たに加入する必要はありません。

自営型は、更に二つに分類されます。


SOHO

スモールオフィス・ホームオフィス:小さな事務所や自宅を勤務場所として働くスタイル。明確な定義がなく曖昧ですが、総務省は「主に専業性が高い仕事を行い、独立自営の度合いが高いもの」と定義

内職副業型勤務

企業に依頼されておこなう、比較的単純な作業


関連用語

裁量労働制

実際に働いた時間ではなく、「契約している労働時間働いたことにする」制度です。

みなし労働時間が8時間で契約している場合、4時間働いても16時間働いても「8時間働いた」こととして給料が支払われます。


成果主義

労働時間ではなく、成果をもって従業員の評価(給料支払い)が行われる制度です。

月の労働時間が10時間でも100時間でも「成果が同じであれば」、同じ給料が支払われることになります。


ニューノーマル

言葉の意味としては新しい(ニュー)標準(ノーマル)という言葉になります。
標準とは平常・通常の状態を指す言葉なので、ニューノーマルとは「新しい常識・状況」といった意味合いで使われます。


フレックスタイム制

会社で決められている月ごとの総労働時間について、労働者側で自由に日々の勤務時間を変更することができる制度です。

例えば総労働時間が170時間の場合、1日1時間働いても10時間働いても、月単位で合計170時間に達すれば良いことになります。

コアタイム(たとえば、10:00~15:00)が設定されている制度をフレックスタイム制といい、コアタイムがない制度(24時間のうちいつ働いても良い)のことをスーパーフレックス制度と言います。


変形労働時間制

労働時間を月単位・年単位で調整する労働時間制度です。

例えば、閑散期だと月の労働時間を短く、繁忙期には月の労働時間を長くするといった働き方ができます。

閑散期分に働くはずだった時間を繁忙期に回しているため、繁忙期では残業代は全て支払われません。

1日8時間、週40時間労働として扱われ、年単位で超過した分は残業代が支払われることになります。


レンタルオフィス

個人や企業に対して、時間や日数などの期限料金で提供されているオフィスのことです。

利用できるスペースは個室タイプや会議室タイプ、1フロアを複数の会社で共有するなど種類が分かれます。


バーチャルオフィス

バーチャル(仮想)のオフィスのことです。実際のオフィスを借りたりするのではなく、事業に必要なサービスを利用できることが出来ます。

利用できるサービスの例

  • 会社所在地としての法人登記
  • 郵便物や宅配物の受け取り・転送
  • 会議スペースのレンタル

オフィスをレンタルするよりも支出を抑えることができるため、ベンチャー企業や起業家、フリーランサーが多く利用しています。


ワーケーション

ワーケーションとは、Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語になります。オフィスや自宅ではない場所、例えば旅館やキャンプ場などの休暇先で働くことです。


Web会議

パソコンやタブレット、スマートフォンで音声・映像のコミュニケーションを行います。

Web会議アプリケーションを利用するのですが、画面の共有やチャット機能を備えているのが一般的です。

Web会議アプリケーションの例

  • Skype
  • Google meet
  • Microsoft teams
  • Cisco WebEX
  • Zoom


テレビ会議

Web会議がそれぞれ個人の端末からインターネット越しで会議に参加するのに対して、テレビ会議ではひとつの機器(ディスプレイ)に集まって「拠点単位」で会議を行います。


クラウドサービス

クラウド=雲となりますが、この雲は「インターネット上」と解釈すると分かりやすいです。

これまでのコンピューターでは、手元のパソコンにソフトウェアやデータを保存して利用していました。

クラウドサービスでは、ネットワークを経由して「インターネット上」にあるソフトウェアやデータをサービスの形で利用します。

実際にはインターネットに接続しているサーバーがサービスを提供します。
サーバーの場所は公開されていないことが多いですが、サービスを提供する会社やどこかのデータセンターに設置してあります。


まとめ

リモートワーク・在宅ワークに関する用語についてまとめて解説しました。

関連する用語は働き方に関するものから技術的なものまでたくさんあります。今回の解説では詳細な内容までは解説していませんが、少しでも参考になれたらと思います。


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